大学概要【2025年度実施分】共創型人材育成のための学部間?社会連携教育プログラム

学部?部署共同

【情報工学部?社会連携センター】共創型人材育成のための学部間?社会連携教育プログラム
実施責任者:佐川 雄二

情報工学部の学びの特色である学部間および社会連携による教育を推進するために,社会連携センターをハブとした教育プログラムを実施する.情報工学に関する知識や技術を社会課題の解決のために活用できるようにするために,様々な分野の識者,学生らと協働して正課を越えた学びの場を提供し,先見性や多様性を兼ね備えた分野横断的に活躍できる共創型人材を育成する.

ACTIVITY

AI時代におけるデータドリブン人材になろうワークショップ

2026/03/23

2025年5月31日(土)に情報工学部の多目的創造空間innovation hubにおいて「AI時代におけるデータドリブン人材になろうワークショップ」を開催しました.
 
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する株式会社Geneの代表取締役である坂東大毅氏を講師としてお招きし,生成AIと効率的に協働しながら,データをもとに適切な意思決定や行動ができる人材になるために,どのような知識とスキルが必要になるかをテーマに,ご講演いただきました.
 
情報工学部の学生を中心に,人間学部,理工学部,農学研究科の学生ら12名が参加し,データ分析のプロセスや手法を学習した後,実際に購買データから示唆を得るために,ChatGPTとExcelを活用する演習を実施しました.参加した学生からは「データサイエンティストを目指す上で必要な考え方をこのワークショップで身につけることができた」,「データ分析をした後,どのようなアクションがとれるのかを考えることが大事だとわかった.AIを使って仮説を立てたり,アクションを考えるためのスキルを身につけることができた」などの感想が寄せられました.

講師の坂東氏

講師の質問に答える学生達

ビジネスシーンを想定した演習の説明

大量のデータを分析する演習の様子

アイデア創発ワークショップ

2026/03/23

イノベーションを生み出すために必要なアイデアをどのように発想するか?その方法を学び,アイデアソンを通じて体験する毎年大人気の「アイデア創発ワークショップ」を2025年10月25日(土)に開催しました.
昨年度に引き続き,講師はアイデアプラント代表の石井力重氏が務めました.石井氏は創造工学の研究をはじめ,ブレインストーミング?ツールの開発やアイデアソンのデザイン,ファシリテーションに加え,グーグルやマイクロソフト,NTTドコモなどの企業で創造研修を実践されています.また,本学情報工学部開講科目「創造的思考法」の非常勤講師でもある,まち楽房有限会社代表取締役の加藤武志先生も参加しました.
 
ワークショップは,まずアイデア発想の理論を学んだ後,「“起きたくてたまらない朝”を設計する?自分専用モーニング?ハック」をテーマに,好奇心が先に起動する仕掛けや,場所や環境のチューニング,道具やサービスのさりげない助けなど,「義務の早起き」を「遊びの起動」へ変換するアイデアを提案するアイデアソンを実施しました.200名以上の学生たちは何回もグループでブレインストーミングを行い,多数の独創的なアイデアスケッチを描きました.その後,ハイライト法を用いて魅力的なアイデアを抽出し,上位に選ばれたアイデアを発想した学生たちは教壇でプレゼンテーションを行い,独自性あふれる提案内容を共有しました.本ワークショップは学生たちからは大変好評であり,創造的思考力の向上と新たな挑戦への意欲喚起に繋がる有意義な機会となりました.

アイデアプラント代表の石井力重氏

創造の極意を真剣に聴く学生達

アイデアソンのテーマ紹介

ハイライト法で多数のアイデアを評価する様子

Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025 キックオフ & MeetUP

2026/03/23

2018年度から毎年開催されている「Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@」.今年も開催が決定しました!
Hack UはLINEヤフー株式会社の社員によるサポートのもと,限られた期間で学生がプロダクトを自ら企画?開発し,アイデアをカタチにするイベントです.Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@では,学部?学科?学年を超えたチーム作りを重視しており,その一環としてチームビルディングを兼ねたアイデア創発ワークショップ「MeetUPイベント」を2025年10月27日(月)に情報工学部の多目的創造空間innovation hubで開催しました.
 
イベントの冒頭では,LINEヤフー株式会社の社員より「Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025」の概要説明が行われ,続いて,アイデア創発ワークショップが開始され,今年度のテーマ「当たり前改革?日常にユーモアを?」が発表されました.参加者は学生生活や日常にどのような課題があるかをたくさん書き出すブレインライティングを行った後,選択した課題の解決方法を考え,普段関わる機会の少ない他学部の学生と一緒に,最もよいと思うアイデアを抽出しました.その後,各グループでアイデアの発表をした後,同じ課題を解決したい仲間を探してチームビルディングを行いました.
 
今年は,情報工学部,経営学部,理工学部,農学部,薬学部,都市情報学部,理工学研究科の学部生?大学院生に加え,愛知県立総合工科高等学校専攻科の生徒も参加し,合計20チーム92名が結成されました.これらのチームは12月6日(土)の発表?審査会に向けて約1ヶ月にわたり共同開発を行います.異なる学部や学校のメンバーが協力して取り組む共創活動の成果が期待されます!

Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025 キックオフ&MeetUPイベントのスタート

テーマを踏まえてアイデアを考え,スケッチする様子

ディスカッションを通じて,アイデアをブラッシュアップ

抽出された良案を発表する学生

paizaプログラミングコンテスト2025

2026/03/23

2025年12月13日(土)に,プログラミング学習応援企画として「paizaプログラミングコンテスト2025」をオンラインで開催しました.paiza株式会社の協力のもと,参加者は10問のプログラミング問題に60分の制限時間内で取り組み,獲得した点数により順位を競いました.今回は,情報工学部,理工学部,理工学研究科から計19名の学生が参加しました.
 
生成AIを活用したプログラミングが主流になりつつある中,本コンテストでは生成AIや他者のコードを使用せず,自身の実力のみで競技に臨みました.
 
その結果,情報工学部2年の二瀬健太郎さんが優勝しました.二瀬さんからは「自分のプログラミング能力を試してみたいと思い参加しました.同じ大学の学生と競い合うという貴重な経験ができ,とても楽しく取り組むことができました.優勝できたことは大きな自信となり,さらに上を目指して成長していきたいという気持ちが一層強まりました」との感想が寄せされました.本コンテストを通じて,学生の自主的な学びの促進に大きく寄与していることが改めて確認されました.

プログラミングコンテストの概要

優勝した二瀬健太郎さん(情報工学部2年)

準優勝した石井環さん(理工学部数学科3年)

3位入賞した菊地煉太朗さん(情報工学部1年)

Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025 発表会

2026/03/23

LINEヤフー株式会社が主催する「HACK U 英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025」は,「当たり前改革~日常にユーモアを~」をテーマに,限られた期間内で学生が自らサービスや製品を企画?開発?発表することを目的とした学生ハッカソンイベントです.今年も情報工学部の学生を中心に,経営学部,理工学部,農学部,薬学部,都市情報学部,理工学研究科の学部生?大学院生に加え,愛知県立総合工科高等学校専攻科の生徒も参加し,過去最多の合計20チーム92名が参加しました.10月27日に開催したMeetUpイベントを起点に,11月10日から約1カ月の開発期間を経て,12月6日に天白キャンパス研究実験棟Ⅲ「innovation hub」にて最終発表?審査会を開催しました.
最終発表では,各チームが180秒という限られた時間の中で,課題設定から解決策,実装した機能までをコンパクトにまとめてプレゼンテーションを行いました.会場には教員,LINEヤフー社員,学外関係者も来場し,学生たちは緊張しながらも,自身のプロダクトの魅力や工夫したポイントを伝えようと熱心に発表していました.
プレゼン後の展示会では,各チームがブースを構え,審査員や他チームの学生,LINEヤフー社員に対して,スマートフォンやPC上で実際にアプリやサービスを操作してもらいながら説明を行いました.起業活動拠点であるものづくりスペースM-STUDIO等を活用して制作したデバイスや試作品を動かして見せるチームもあり,審査員からは具体的な機能や実装技術について踏み込んだ質問が多く寄せられました.会場には,チームを超えて互いの工夫点を学び合い,その場で改善アイデアを議論するなど,世代と専門分野を越えた活発な交流の姿が見られました.
本イベントを通じて,学生たちは短期間でプロダクトを形にする開発経験に加え,ユーザー視点で価値を考える重要性や,チームで協働する力を実践的に身につけることができました.学生が主体的に課題を発見し,試行錯誤を重ねながらアウトプットへとつなげていくプロセスが全体として定着してきたことを強く実感しています.今後も,産学連携と実践的ICT教育を継続し,学生がものづくりを楽しみながら社会で活躍できるエンジニアへと成長していく場を提供していきます.

Hack U英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@2025 発表会,スタート!

開発したプロダクトを体験するデモタイム

LLM(大規模言語モデル)搭載キーボードを自作で開発する猛者も誕生!

参加者全員で集合写真

自動運転AIチャレンジ2025予選表彰式

2026/03/23

2025年9月17日,TOC有明コンペティションホールにおいて「自動運転AIチャレンジ2025予選表彰式」が開催されました.本イベントは,自動運転AIの開発を競う予選大会の上位者を表彰するとともに,各チームの技術的な取り組みを共有するプレゼンテーションやポスターセッションを行うものです.このイベントに情報工学部3年茨木北翔さん,髙妻暖矢さんらの学生チームが参加し,トヨタ,日産,ホンダ,スバル,Tier IVといった国内有数のモビリティ企業5社によるトークセッションも実施され,学外の高度な情報技術に触れ,他大学や企業エンジニアとの交流を通じて,実社会で求められる共創型の視点を養うことができました.
 
本プログラムが目指す「社会連携教育」の観点から,今回の活動は極めて有意義なものとなりました.学生たちは自らの技術的限界を客観的に把握しただけでなく,他チームとの対話を通じて,単一の正解に固執せず,複数の手法を組み合わせたり最適化したりする「柔軟なエンジニアリングアプローチ」の重要性を肌で感じたようです.特に,他大学や自動車業界のエンジニアとの積極的なQ&Aセッションやポスター発表での交流は,学内だけでは得られない「共創」のきっかけとなったと思われます.学生たちは得られた知見を活かし,パラメータ調整が困難であったモデル予測制御の実装に再挑戦しており,この試行錯誤こそが本プログラムの掲げる人材育成の根幹を成すものです.

自動運転AIチャレンジに参加した茨木さんと髙妻さん

株式会社SUBARUのエンジニアとディスカッションする茨木さん

三菱電機ソフトウエア株式会社のエンジニアと交流する髙妻さん

自動運転AIチャレンジ2025練習走行会

2026/03/23

2025年9月29日,シティサーキット東京ベイにて,10月25日から開催される決勝大会に向けた実車練習走行会が実施されました.本走行会の目的は,予選を通過した各チームが実機車両を用いて,ソフトウェアの適合性確認やシミュレーション環境との差異の検証,および各種ログデータの取得を行うことにあります.情報工学部3年の学生チーム「MMTT」の茨木北翔さんと髙妻暖矢さんは,開発したアルゴリズムが実環境でどのように機能するかを確かめるべく,現場での機材確認および走行テストに臨みました.
走行テストでは,シミュレーション上では予見できなかった現実環境特有の課題に直面しました.例えば,予選時のソフトウェアをほぼ変更せずに走行させたところ,開始直後にコース内壁へ接触する事態となりました.これを受け,走行データを分析し,実車では操舵遅延が小さい一方,加速が鈍く,最大舵角がシミュレーションより大きいことを発見しました.また,他チームのスピン挙動から,タイヤの横G耐性がシミュレーション環境よりも低い可能性を推察し,現場で即座にパラメータを修正しました.
 
この練習走行会を通じて,日産栃木自動車大学校や岐阜大学のメンバーと意見交換を行い,実車への合わせ込みに関する知見やツールを共有しました.各チームがどのように実データを読み解き,それをシミュレーションにフィードバックしているかを直接学ぶことで,単なる知識習得を超えた,実社会のエンジニアリングに近い刺激を受けることができたと学生らが語っていました.
 
今回の活動を通じて,学生たちは「理論(シミュレーション)と現実(実車)」の間に横たわるギャップを実体験し,それを埋めるための現場対応力を養いました.また,他チームとのツール提供を含む深い交流は,本プログラムの趣旨である「共創型人材」への確かな一歩となったと言えます.

開発したソフトウェアで走行中に壁にぶつかった車両

車載カメラからの自動運転風景

日産栃木自動車大学校チームとの技術交流

自動運転AIチャレンジ2025決勝大会

2026/03/23

2025年10月25日?26日の2日間,シティサーキット東京ベイにて「自動運転AIチャレンジ2025 決勝大会」が開催されました.本大会は,オンライン予選を勝ち抜いた上位チームが,実機のEVレーシングカートを用いて自律走行のタイムを競う大会です.
英国威廉希尔公司_博彩公司-【首页】@からは,情報工学科3年の茨木北翔さん,高妻暖矢さん,中村晟琉さん,西村海輝さん,能島拓未さん,野中楽生さんの6名がチーム「MMTT」として参加しました.
 
決勝の両日はあいにくの雨天となり,路面はウェットコンディションという極めて難易度の高い状況でした.チームは予選時から課題となっていた「モデル予測制御(MPC)」の導入を検討しました.これまでに他学部の教員への技術的ヒアリングや書籍による研究を重ねましたが,限られた走行枠内(各チーム20分)での実車適合は困難であると判断.あえて既存の「Pure Pursuit法」を極限までチューニングする戦略に切り替えました.練習走行会時のログ解析結果をシミュレーション上のパラメータにフィードバックし,速度ゲインと操舵の応答性を再適合したり,走行中の車両を多角的にモニタリングし,目視による挙動の違和感を即座にエンジニア側へ共有.現場での迅速な「分析と修正」のサイクルを回し,初日のスリップによる低迷を翌日の安定走行へと繋げました.
 
最終的には,修正したモデルと実車挙動の高い整合性を確保することに成功し,学生クラスで見事「準優勝」という素晴らしい成績を収めました.本大会での準優勝は,学生たちが自らの手で理論と現実のギャップを埋め,チーム一丸となって「共創」した結果です.この経験は,将来の情報工学を担う人材として大きな糧となるものであり,本プログラムの核心である「学部間?社会連携」を具現化した成果と言えます.

自動走行するEVレーシングカートの様子

EVレーシングカートの走行軌跡をモニタリング

見事,学生クラスで準優勝を果たした学生達

他の学生チームとの交流

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ